コッツウォルズの亜麻畑

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2019年5月25日土曜日

続 イギリスの一般家庭の今どきの庭造り 野の花ガーデン


以前紹介したケイティ・トッドさんの庭づくりのその後ですが、

リンゴやプラムなどの木々を植えて、次はその木のまわりをどのようなデザインにするかが課題となりました。
引っ越した家は新しい住宅地で、住宅地ができることで失われた自然を再現することが庭のミッションだと考え、野の花の種があらかじめ混ぜてある芝生ロールを敷きつめることにしたそうです。
ワイルドフラワーガーデンは2012年のロンドンオリンピックでオリンピックパーク内に草原が出現して話題になった庭のデザインの一種で、ケイティさんはオックスフォード大学内のボタニカルガーデンや個人のお庭などを見学して準備されたそうです。
リンゴなどの木々を植えて庭に鳥が訪れるようになり、芝生ロールを敷いたらさっそく小さな虫たちもブンブンと飛んできているとのこと。





自然を破壊して住宅地を広げてワイルドライフの住処をなくしてきたのは日本でも同じですが、少しでも野生の動物がすめる庭をつくることはとても意味があるような気がしました。


2019年5月23日木曜日

英国ガーデンチャリティーの素晴らしさ - 日本でも広げたいですね


イギリスには古い歴史をもつチャリティーのオープンガーデンがとても盛んです。

イングリッシュガーデン誌では豪華海外旅行が当たるお気に入りのガーデンの投票の開催の記事が載っています。投票の対象となるのはNGSというオープンガーデンの組織が認定して黄色い冊子に載っている庭園です。そして、このNGSの歴史などについて解説しています。

その解説によれば:

National Garden Scheme (NGS ナショナルガーデンスキーム)は、介護や治療のための募金を募るために寄付者に開放される庭園のネットワークで、1927年からこれまでに5000万ポンド(現在のレートで約70億円)を庭を愛する人たちが庭を訪問することで募金してきた。過去30年間でマクミランがんサポートへ1670万ポンド(同、約23億円)寄付し、マクミランの最大の支援団体になっている。もともとQueen's Nursing Institute(家庭や地域の人々の看護を向上させることを目的とした登録慈善団体)により設立された経緯から看護とのつながりがあり、健康保険制度のなかった第2次世界大戦前には重要な役割りを果たしていた。当初は600の庭園から始まり、戦後には参加庭園数は大きく増加し、1992年には初めて年間100万ポンドを突破、2018年は3500以上の庭園が参加して310万ポンド(約4億3千万円)の募金が集まった。

初めてガイド本が出たのが1932年で、1949年からは今のように黄色い表紙でイエローブックと呼ばれる体裁になっている。継続はNGSの大きなテーマで、1927年からずっと継続している庭園が80ほどあり、4世代に渡って公開を継続している庭園もある。エリザベス女王のノーフォークの邸宅もそのひとつである。NGSの庭には大きな屋敷の庭園も多いが、最近は都市の小さな庭や貸し農園、コミュニティーの公園、小学校やホスピスの庭、さらにテームズ川に浮かぶ水上の庭園まで広がっている。

といった解説で、その規模や金額に驚かされます。

日本でもこのNGSにならって、NGSジャパンという組織が全国の庭園をチャリティーで公開する活動を行っています。日本にチャリティーの文化が定着していくためにも大切な活動と思います。オープンガーデンをやっているガーデナーの皆さんも、チャリティーでの開催を考慮されたら如何でしょうか。

すばらしいダブルボーダー花壇のあるNewby Hall

リンカーン州にある毎年公開している素晴らしいイングリッシュガーデン

オープンガーデンにはお茶とケーキがつきもの

参加のしかた

2019年5月7日火曜日

園芸グッズにワクワク


ガーデニング雑誌で紹介されるガーデニンググッズ、とても便利そうなもの、かっこいいもの、そしてとても可愛いもの・・・ つい欲しくなってしまいますね.

例えば、芝の手入れ関連グッズで、簡単に雑草を抜くワインボトルのコルク抜きのようなもの、芝の種まき器、さらに自動掃除機のルンバのような自動芝刈り機まで、見たこともないようなものがたくさん載ってます。


こちらはブルーベルの関連グッズ、クッションや布地、壁紙、石鹸にティーポットまで素敵な色、柄の商品、つい欲しくなります。



ガーデン雑誌の楽しみの一つですね。