ガーデナーズ・ワールド誌の今年1月号では、Growing Greener Campaign の立ち上げを表明しています。ここでいうグリーンと言う言葉は単に緑色、緑化といった意味だけでなく、地球環境に配慮したといった意味が加わっているようです。
記事のタイトルは『未来は私たちの手の中にある』で、『私たちの庭はすべて気候変動の影響を受けていますが、多くの人はその対策についてほとんど知らないのです。そこで私たちは、環境にやさしいガーデニングのあらゆる分野の専門家とともに、英国の2,200万人のガーデナーの力を結集し、今すぐ積極的に行動を起こす方法を紹介するグローインググリーナーキャンペーンを開始します。』と書かれています。
それを実践するための具体的な10の項目が挙げられています。
1)とにかく栽培しよう
植物は二酸化炭素を吸収し、地面の水分を保ちます。
2)家に畑を持とう
自分で栽培すると、遠隔地から野菜を運ぶエネルギーは不要です。
3)灰色を緑色にしよう
庭のあらゆる表面を緑でおおえば、壁の断熱効果が上がり、二酸化炭素を減らします。
4)殺虫剤や化学肥料を減らそう
必要不可欠な昆虫や植物を死滅させ、河川を汚染します。有機栽培に取り組もう。
5)節水しよう
温暖化で真水がますます貴重になっていきます。
6)野生生物を保護しよう
気候変動で野生生物の絶滅も危惧されています。
7)削減、再利用、リサイクル
ガーデニングに使うものも手入れをして、長く使うように。
8)プラスチックへの依存を断ち切ろう
プラスチックは化石燃料から作られ、環境汚染の原因となっています。
9)堆肥をより上手にたくさん作ろう
堆肥づくりは地球のためにできる最良のことのひとつです。
10)耕すのを減らし、ピートを使わない
泥炭(ピート)は大量の二酸化炭素を貯蔵しています。土もそうです。
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日本でもガーデニングをしている一人一人が、少しずつ取り組んでいけば、状況は変えられるのかもしれません。