コッツウォルズの亜麻畑

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ラベル 番組ガーデナーズ・ワールド の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2021年3月20日土曜日

今年も人気園芸番組の放送が始まりました

 

変異ウイルスでロックダウンがつづいたイギリスでしたが、今年もBBCの園芸番組のガーデナーズワールドが昨日から始まりました。いつものように司会者のモンティー・ドン氏の自邸の庭ロングメドウの様子からです。イギリスで蔓延しているセイヨウツゲ(ボックス)の病気が彼の庭でも広がって、彼の庭のジュエルガーデンやコテージガーデンでは庭のボックスの低い生け垣を取り払って様子が随分変わっています。

モンティは必須の剪定をはじめ、多年草の植え替えや株分け、唐辛子の種まき、今年の野菜の栽培などを行っています。

昨年の秋、ジョー・スウィフトさんはスウォンジーを訪れ、スー・ケントさんのアロットメントで野菜を栽培するという新しい計画を知りました。ノッティンガムシャー州のクランバー・パークでは、100種類以上のルバーブの全国コレクションを管理している情熱的なガーデナーとの出会いがあり、リーズでは、日陰の裏庭をコンテナと工夫を凝らしてどのように変えたかを紹介しています。

また、ノーフォーク州のブレッシンガム・ガーデンでは、キャロル・クラインが冬に輝く植物のハイライトを紹介し、その後、視聴者から寄せられた映像を紹介します。






春が来て、これから一年で一番美しい季節を迎えます。ガーデニングで最もワクワクする季節ですね。コロナ禍でもガーデニングは心身の健康のためにとても役立つことを実感するこの頃です。

2020年6月11日木曜日

BBC園芸番組で一般視聴者の動画を放送


イギリスの公共放送BBCの人気園芸番組のガーデナーズワールドでは、4月から一般視聴者から庭の動画の募集を始めました。新型コロナウイルスの大流行による外出制限のもと、一般の人たちがどのようにガーデニングをしているのか知りたいとして、ガーデニングでの独自の工夫などを短い動画にしてネットで送ってくれるようにホームページに掲載しています。

BBC放送のガーデナーズワールドのホームページ

ホームページの犬と司会者の写真の下に、「動画の送り方はここで」 と書かれたところ(下の写真の黄色い矢印のところ)をクリックすると、


動画の投稿の仕方と、投稿の入力画面が出てきます(下の写真)


(ブラウザーの自動翻訳画面)




現地時間の6月5日の夜に放送された番組では、3つの動画が放送されました。


キャサリンさんは古くなって使われなくなったパレットを利用して棚などを作る方法を紹介しています。
(番組の17分経過あたりで)
次は、子どもたちとのいろいろな楽しみを紹介する家族からの投稿です。
(番組の28分経過あたりで)
最後は、芝生の刈り方を工夫して野生生物にやさしい庭をつくる方法の紹介をする大学の先生からの投稿です。
(番組の51分経過あたりで)

さらに、投稿された動画の一部はガーデナーズワールドのフェイスブックやツイッターで紹介されています。ホームページのフェイスブックやツイッターのマーク(下の写真の赤矢印)をクリックするとみられます。


下の写真はツイッターの動画の一部です。



イギリスの普通のひとびとが自宅の庭でやっているガーデニングの一端を垣間見られる楽しい企画です。是非のぞいてみてください。

2020年4月12日日曜日

人気ガーデナーも自宅待機


イギリスの人気園芸番組であるBBC放送のガーデナーズワールドの今年第二回目の放送(3月27日放送)の最後で総合司会のモンティー・ドン氏が来週からしばらく自分に代わってアダム・フロスト氏(伝説のガーデナー、ジェフ・ハミルトン氏のお弟子さん)の庭から放送がありますとアナウンスしました。その理由は番組では特にでませんでした。


そしたら、ニュースでモンティーは家族のコロナウイルス感染のため自宅待機になったとのことでした。


4月3日の第三回の放送では、アダムが自邸の庭から総合司会を行いました。彼の少々なまりの強い英語も聞いていると少しずつ慣れてきました。
4月10日の放送では次週からはまたモンティーの庭から放送を始め、モンティーが復帰するとのことでした。



全世界で新型コロナウイルスの大流行が発生して、イギリスでもたくさんの患者や死者がでているようですが、番組スタッフはみんな可能な限り放送を届けられるように努力しますとモンティーは話していました。
ガーデニングは精神面でも肉体面でも私たちに良い効果を与えてくれます。このような困難な時だからこそ、その意義も高まっているような気がします。


2019年10月4日金曜日

ガーデニングの癒し効果・・・園芸療法


園芸療法 horticultural therapy には古い歴史があり、特に西洋では古くから行われてきました。何世紀も前から園芸を利用して精神的あるいは身体的な問題を持った人々の治療に病院や地域で行われていたことが記録にも残っているそうです。

そして現代でもさまざまな取り組みが行われていて、その一端をイギリスBBC放送の9月27日放送の番組「ガーデナーズワールド」では紹介されています。






最初に、アリット・アンダーソンさんはケントのブラックソーン医療センターに行き、そこでは患者さんが長期の精神的および身体的問題に対処するのを助けるためにドクターによってガーデニングが処方されます。併設のブラックソーン・トラスト・ガーデンで治療は行われます。

アリットさん(右)はセラピーコーディネーターのスザンナさ(左)から話を聞きます

患者さんは最初に庭でできるだけ過ごすように励まされ、ほかの患者さんたちといっしょに作業をしたりして集団での生活に少しずつ馴染むようになっていきます。園芸はそのプロセスを安全に進めることができます。



リサさんは交通事故のあと二年ほど前にここにやってきました。交通事故で慢性の腰痛が続いたのです。ここに来なければ今でもずっとベッドで横になって過ごしていただろうと話します。



ビビアンさんは社会的孤立などからここで治療しています。マークさんは2年ほど前に下半身不随になり、持続性の痛みで苦しんでいましたが、数か月前からここに通っています。


ポールさんはうつ状態の治療のためにここへやってきました。未来への希望ももてるようになって、自営で園芸の仕事をはじめています。



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アダム・フロストさんは、パーキンソン病の患者に継続的な支援を提供するために作られたオックスフォードシャーのコミュニティ・ガーデン (Parkinsons.Me Community Garden) を訪ねます。


パーキンソン病は進行性の脳の神経疾患で、手の震え、筋肉のこわばり、遅い動き、などの症状を出し、今のところ治療は十分にはできない病気です。


このガーデンをつくる中心となったのは7年前の41歳の時にパーキンソン病の診断をうけたスタットさんです。パーキンソン病の患者さんたちを含めた多くのボランティアの人々により庭園が造られて昨年オープンしました。

アダム(左)とスタットさん(右)
 ここではパーキンソン病の患者さんが来てリラックスでき、ほかの患者さんたちと話をしたりすることができます。
パーキンソン病では身体的だけでなく、情緒的、精神的にだんだん機能が低下していきますが、ここに来るとよく動けるようになると患者さんは言います。


地元の小学校から生徒たちを招き、昆虫の巣箱を作ったりガーデニングをしたりしてもらい、パーキンソン病の人たちとも交流しています。




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ジョー・スウィフトさんが患者の健康のためにデザインしたアイルズベリーのストーク・マンデビル病院の脊髄損傷センターを訪問します。

もともとこの病院の中にはは芝生と生垣があるだけでした。



2年前にスウィフトさんに庭のデザインの依頼がきました。


そして庭の造成が行われ、


庭が完成しました。


ここでは事故などで脊髄損傷を受けて歩けなくなった人たちが入院して治療をうけています。


ここでは庭と病室がオープンにつながっています。



庭には車いすで動きやすいデザインで見舞いの人々と一緒に過ごせる大小のスペースが確保され、風や水の音、美しい緑や花々などが患者さんや見舞いの人たちの心を癒してくれます。


植物の挿し木などもベッドのままで参加できるなど、ガーデニングにも参加して心身のリハビリテーションが実践されています。




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エセックスでは、ミッシェル・トーマスさんが作った庭が紹介されます。庭にたくさんのバラを育てることが精神的健康に大きく役立っています。
ミッシェルさんは子供のころは学校ぎらいだったそうです。その後ロンドンにでていろんな仕事をして、その後結婚、長女が生まれ、二人目に男の子ができましたが生後間もなくなくなりました。その後3人の男の子を持ちましたが、ずっと暗い日々が続いて、結局自分が双極性障害やPTSDであることがわかりました。
27年前に長女がビニールポットに入ったバラの苗を買ってくれました。それを一面芝の庭に穴を掘って植え、それから剪定の仕方や肥料のやり方を知って、今も庭に元気に花をつけています。その後、息子たちからもらったバラの苗をたくさん植えてバラの花壇を作っていきました。そしてバラを育てることが気分を向上させることに気づいたのです。





彼女のお気に入りのシェッドは、ここから眺めるバラの花の美しさ、その香りの素晴らしさなど、心穏やかに過ごせる場所になっているそうです。


二年前に子供たちはみんな巣立っていき、庭で何かを新たにやっていこうと決心し、ちょうどNGSナショナルガーデンスキームのことを知り、チャリティーでの庭の公開をしているそうです。彼女は最後に、
  "I finally realized after all these years that if I'm gardening I'm going to be okay. I feel safe, happy, and it works. " (これまでの長い年月のあと最後に気づいたのは、ガーデニングをしていればそれで大丈夫ということ、とても安心で、幸せで、確かなのです)




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最後に再びアリットさんが登場、健康を改善する自然界の力の背後にある科学を調査したアメリカのジャーナリストのフローレンス・ウィリアムズさんに会います。

フローレンスさんは世界中を回って、自然、緑の空間、そして庭園が私たちに与える影響についての考え方を大きく変える科学的なエビデンス(証拠)を集めています。

彼女は20年間はアメリカの西部の山の中で暮らし、その後ワシントンDCに移りました。ストレスが多く、よく眠れず、人々が自然欠乏症とよぶ状態になっていると感じたそうです。そしてこの分野の最前線の研究を訪ねて回っているのです。


最初に紹介するのは日本の例です。日本人はストレスが多く、長時間働いています。日本の政府は森林浴 (forest bathing) を実際に推進しています。自然の中に入って五感を働かせるのです。においをかいだり、音を聞いたり、肌でそよ風を感じたりするのです。研究者たちは、それによって血圧が下がったり、呼吸が落ち着いたり、コーチゾール(ストレスホルモン)が下がったりすることを確かめたのです。たった15分そとで五感を働かすだけで効果があるのです。

脳波を使った実験も行われていて、街中と自然の中では前頭葉の活動が自然の中では抑制されるのです。使いすぎて疲れた筋肉を休めるのと似ていています。短時間の休憩のあと職場に戻ると仕事の効率が上がり、よりクリエイティブになれるのです。

日本や韓国では、妊婦やがん患者、燃え尽き症候群の人々などに森林浴などの健康増進プログラムが処方されています。



庭などの屋外でどれくらいの時間活動すれば効果があるのかという疑問には、イギリスでの研究では一週間に2時間という結果が出されています。一日に20分か30分かご近所の樹木の多いところや、公園や、あるいは職場の中庭で木々や空の雲をみて、自然の光を感じればよいのです。





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日本も特に江戸時代以降、大変園芸がさかんな文化をもつ国ですが、1990年代には(財)日本緑化センターが「園芸療法の現状調査」を実施し、「ホーティカルチュラルセラピー実践のための庭づくり」をまとめて紹介しています。

最近ではガーデニング雑誌の「ビズ BISES」(現在休刊中)が2014年からガーデンセラピーという記事を連載して、さまざまな国内外での取り組みが紹介されていました。

庭にいるだけでストレスは減り、庭仕事をすればさらに精神や身体にとってよい効果が生まれることは、多くの人々が感じていることだと思います。生活にちょっとした緑をとりいれるだけでも、より健康的な生活に結びついていけそうですね。