ガーデナーズワールド誌の今月号(6月号)にアダム・フロスト氏が、"Embracing edimentals" と題した記事が載っています。
このエディメンタルという見慣れない単語に興味を惹かれて、ネットで調べてみると、AIが以下のような説明をしてくれました。
「エディメンタル」という言葉は、イギリス生まれの園芸家であり作家でもある人物によって造語された。スティーブン・バーストウは2008年頃、著書『80種類の植物で世界一周:温帯気候のための食用多年生野菜の冒険』の執筆のために調査を行っていた際に、この造語(「食用 edible」と「観賞用 ornamental」を組み合わせた造語)を作り出した。ノルウェー北部在住のバーストウ氏は、この用語を、花壇や庭園に植えるのに十分なほど見た目が美しいだけでなく、美味しく栄養価の高い食材としても使える、二重の役割を果たす植物を指すために用いている。この用語は彼が考案したものだが、花と野菜を混ぜて植えるという習慣自体は、中世の家庭菜園家やフランスの菜園家によって古くから行われてきたものである。
なるほど、エディブルとオーナメンタルを合わせてエディメンタルなのですね。
記事の内容を以下に紹介します。
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【食用鑑賞植物を取り入れよう】
アダムフロストと一緒に食用鑑賞植物(エディメンタル)を庭の中心に取り入れ、美しく機能的な植栽を作る方法を学ぼう
私にとって食べ物を育てられるという考えは、とても魔法のようです。それは祖父と菜園で過ごした時間を思い出させてくれます。そこで私は初めて自分で育てることは収穫するだけでなく、それがもたらす感情にも関わることだと学びました。しかし最近は食用の植物について少し違った考え方をしています。種をまき、苗を育て、成長を見守ること、特に植物が美しく育つと、収穫物を食卓に運ぶことに、いまでも同じくらいワクワクします。しかし、私はそれらの植物が庭自体いもたらすものにも同じくらい興味をもっています。
毎年、さまざまな野菜や果物を育てようとしています。私にとってそれは遊びのようなものです。また、これらの植物の多くは私たちが育てている他のものと同じくらい鑑賞価値があることに気付きました。大きくて大胆な葉、色鮮やかな茎や花にはそれぞれ居場所があります。祖父が教えてくれたように、庭の他の部分から切り離してきちんと列に並べる必要はありません。昔ながらの区画全体にまっすぐな線を並べる必要はありません。今は、食用の植物をボーダー、コンテナ、構造物に織り込み、空間全体の一部として機能させる方法にずっと興味があります。それがエディメンタルのすべてです。見た目も味も良く、庭で居場所を得るに値する植物です。では、それらを受け入れる方法を紹介します。
<育て方を再考する>
食用植物を庭にどのように配置できるかを再考するきっかけとなった瞬間が一つあるとすれば、それは1990年代初頭にジェフ・ハミルトンのところで働き始めた時でしょう。彼は当時「ガーデナーズワールド」の司会者でした。私が働き始めた時は、まだ植え付け作業中だったバーンズデールの彼の観賞用キッチンガーデン Ornamental kitchen garden は私を圧倒しました。
彼が階層的な植栽システムを用いていたことに、私は魅了されました。まず木を植え、次に低木、草本植物、そして球根植物を植え、最後に一年草や二年草といった短命な植物を植えていました。しかし、その階層の中には果樹、ブラックカラント、ラズベリー、グースベリー、ブラックベリーなどの低木、そしてイチゴ、ルバーブ、アスパラガス、ハーブなどの多年生植物が含まれていました。食用の植物が複数の役割を果たすことができるということを、私が本当に理解したのは、おそらくそれが初めてでした。食用植物は単に作物を生産するためにだけ存在するのではなく、鑑賞用植物とまったく同じように、構造、質感、季節感をもたらすデザインの一部だったのです。
長年にわたり、私はジェフの原則を実践してきました。牧草地で何が育つだろうか?もっと自然な雰囲気の環境では? その結果、牧草地の真ん中にルバーブを植え始め、境界線に沿ってブラックベリーを誘引し、壁やフェンスに果物を植えるようになりました。よく見ると、食用植物はいたるところにあります。それほど広いスペースは必要ありません。どんな隙間も植えるチャンスです。スペースが限られている場合は、窓辺のプランターや鉢植えをいくつか試してみてください。少量のハーブは料理を格段に美味しくするだけでなく、見た目も美しくなります。
大きな容器を置くスペースがあれば、ほとんどの野菜はよく育ちます。私はケール、ズッキーニ、チャー度、サラダ菜を鉢植えで育て、四川山椒やチョークベリーのような低木や小さな木も育てています。それらは肥料もより多く必要になりますが、それでも十分な収穫が得られます。スペースが本当に限られている場合は、特別な食事のために一種類だけ育てることもできます。これは自分が作ったおのを祝う素晴らしい方法であると同時に、たった一つの植物でも存在感があることを思い出させてくれます。
<デザインされた食用植物>
私は長年にわたり、ジェフ・ハミルトンについて、そして彼がガーデニングに関して私に道徳的な羅針盤を与えてくれたことについて、たくさん話してきました。彼は私に観賞用キッチンガーデンのアイデアを紹介してくれ、それは私の心にずっと残っています。私の家に引っ越したとき、前庭に食用植物を植えるといったときの奇妙な視線を覚えています。そこは日当たりのよい広いスペースでしたが、人を招いて楽しむような場所ではありませんでした。
庭を作りながら、家族がこの場所に惹かれていく様子が目に浮かびました。ただ芝生に花が咲いているだけだったら、そうはならなかったでしょう。観賞用の植栽と同じようにレイヤーを重ねながら、食用植物を混植するという方法でデザインしました。まず果樹を植え、次にスグリやグーズベリーなどの低木層、そしてルバーブやイチゴなどのソフトフルーツ、続いて多年生の野菜やハーブ、食用花、最後に一年草の野菜のためのスペースを残しました。このレイヤー構造が鍵です。食用植物と鑑賞植物を分けようとするのではなく、それぞれの植物がもたらすもの、つまり高さ、質感、色、あるいは収穫できるものなどを考えるのです。
2024年6月のガーデナーズワールド・ライブでは、同じアプローチで「ジェフのテーブル」ガーデンを制作しました。料理と栽培への愛を融合させ、庭は絵にかいたような完璧なものでなく、瞬間を大切にするものであるという考えに基づいています。
私たちの家族の時間の多くは食べ物を中心に構成されており、一日の終わりに食べるものがなければ、子どもたちは同じように参加しないと思います。食用植物を育てることで、そのつながりを非常に自然な形で得ることができます。さらに、庭には多様な植物が植えられていました。花はミツバチやその他の受粉昆虫を引き寄せ、種子や葉は様々な野生生物に食料と住処を提供します。すえてが混ざり合っていました。
<うまく機能させる>
食用植物の素晴らしい点の一つは、あらゆる場所で育てることができることです。小さな区画、日陰の場所、北向きの壁、砂利の中でも育てることができます。スペースがあればどこでもうまくいくものが見つかるでしょう。それは私たちの考え方を調整するだけです。
例えば、木を選ぶなら食用になる実をつける木を選んでみてはいかがでしょうか?美しい花を咲かせるものもたくさんあります。私は、早咲きの白い花と濃い色の実がなるチョークベリーと、赤い胡椒の実がなる四川山椒を鉢植えで育てています。低木層では観賞用のスグリを育てているのだすこし不思議に思っていました。グーズベリーと一緒に、食用になるスグリも育ててみてはいかがでしょうか?
ルバーブは存在感のある植物として素晴らしく、アルペンストロベリーは優れたグランドカバーになります。ケールのような植物は大胆な葉が特徴なので、ボーダーに組み込むことができます。カボチャはアーチに誘引して、高さと収穫量を増やすことができます。これらの植物の多くは、大きな葉、色鮮やかな茎、そして存在感があります。観賞植物に劣るのではなく、鑑賞植物と並んで植えるべきものです。
始める前に、自分のスペース、日当たりや日陰の場所、暖かい壁があるかどうか、土壌の状態などを理解する必要があります。すべては「適切な植物を適切な場所に」植えることにかかっています。そして、食用作物を育てているなら、土壌の手入れは風味を高めるだけです。完熟した堆肥を厚くマルチングすることで、土壌を良い状態に保つことができます。また混植を始めた当初から、水の使用量が減り、害虫の問題も少なくなったことに気付きました。
私にとって、すべての植物には役割があるという考えに常に立ち返ります。食用植物の橋、見た目が良いものと食べられるもののどちらかを選ぶのではなく、両方を得ることができます。そして、庭をそのように見始めると、より豊かで、よりやりがいのある空間になります。
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本文の中に出てきたジェフ・ハミルトンの観賞用キッチンガーデン Ornamental kitchen garden については、それを紹介したブログ(ここをクリック)もあるようです。












