コッツウォルズの亜麻畑

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2016年8月26日金曜日

ジャケットの襟に生花を復活



イギリスのガーデン雑誌 GARDENS ILLUSTRATED の今年6月号に

Bring back the buttonhole

という記事が掲載されました(スタイリングと文はCharlie Ryrie、写真はAndrew Montgomery)





‘buttonhole’とはボタン穴のことですが、イギリスでは「上着の折り襟のボタン穴にさす飾り花」という意味でも使われます

上着の襟に花を飾るのは、現代でも結婚式や晴れの日に使われることがありますが、この記事では日常のアクセサリーとして使おうと呼びかけています

かつて男性は今よりずっと花を身に着けていました. イギリスでは18世紀のおしゃれな若者が小さな花のブーケを身につけ、その後一般的になったフロックコートの襟のボタン穴に花を飾って無地のジャケットに彩りを添えるようになったようです.

記事にはオスカー・ワイルド(アイルランド出身の詩人、作家、劇作家、1854~1900年)が襟に花を飾った写真が載っていますが、彼は絶頂期には毎日生花を襟に飾っていたと書かれています.

https://www.gentlemansgazette.com/boutonniere-flower-buttonhole-lapel/


また、最近ではアガサ・クリスティー原作のイギリスのドラマシリーズ「名探偵ポアロ」で主役のデビッド・スーシェ氏がいつも胸に小さな銀製のフラワーホルダーに花を挿してエレガンスに演じていたことも紹介しています.

https://www.gentlemansgazette.com/boutonniere-flower-buttonhole-lapel/



記事には、たくさんの’buttonhole’(小さなブーケ)の例が写真で紹介され、その作り方も書かれています.


この記事を書いたチャーリー・ライリーさんはジャーナリスト、ガーデナー、そして切り花を扱うビジネス・ウーマンで、最近フラワーアレンジの学校も始めたイギリス女性です.