ガーデニングに関する書籍は毎年たくさん出版されています。ガーデンの設計に関する本、植物に関する本、オーガニックに関する本、病害虫に関する本など多岐にわたります。
Garden Illustrated誌は毎号、英語の新刊本の紹介を掲載しています。その多くはイギリスやアメリカでの出版です。ガーデニングの本は美しい写真や挿絵がたくさん載っているものが多くて、見るだけでも楽しめます。
今月号のGarden Illustrated誌が紹介している本を今回は紹介します。
①New Small Garden (新しい小さな庭) 著者 Noel Kingsbury
最新のテクニックやナチュラルなスタイルを含む小さなん庭のデザインや植栽のガイド本です。紹介されている庭の多くはオランダの庭です。
②Landscape and Englishness(風景とイギリスらしさ) 著者 David Matless
イギリスらしさの中核をなすのがその風景で、過去から最近のEU離脱まで、歴史も含めて書かれているようです。
③Kniphofia: The Complete Guide(トリトマ:完全ガイド) 著者 Christopher Whitehouse
イギリスの王立園芸協会が初めて出版したトリトマに関するガイド本。70に及ぶ品種を写真とともに詳細に解説。
④Climbing and Rambler Roses(ツルバラとランブラー) 著者 David Austin
すばらしいツルバラの種類、育て方などを、イギリスを代表するバラの育種家が解説。1965年に出版されたGraham Stuart ThomasのClimbing Roses Old and Newの続編ともいうべき本で、その後の品種改良はこの著者が中心となって行われてきています。
⑤Raised Bed Revolution(レイズドベッドの革命) 著者 Tara Nolan
あらゆる手段を駆使して、レイズドベッド(板などで囲って土を入れた花壇)の多様性、可能性を紹介した本。屋根の上や斜面などにさまざまな素材を使ってつくる栽培スペースを紹介。
外国の本も、インターネットのおかげで容易に取り寄せが可能となってきています。ここで紹介した本のうち①、③、④、⑤は日本のアマゾンから取り寄せできます。多くは2~3千円程度です。