コッツウォルズの亜麻畑

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2016年12月24日土曜日

冬の庭を彩る鮮やかな枝色のサンゴミズキ


冬の庭は彩が少なくなりがちですが、冬になると落葉した枝が鮮やかな色に変わって庭に鮮やかな色を添える植物があります。

今月号のガーデナーズワールド誌には、その代表的な植物であるサンゴミズキの仲間が紹介されています。いろいろな品種が生み出されて、イギリスの冬の庭には欠かせない植物で、クリスマスのテーブルには生け花にも使われています。

冬に美しい姿にするには剪定が鍵です。
基本的にこの植物は成長が旺盛です。そしてその年の早い季節に育った枝がより美しく色づきます。ですから、剪定は春に行い、大きさを保ってたくさんの美しい枝を出させるには強剪定をすることです。

早春、芽が吹きだす頃に、植えてすぐの苗木も5~8センチに切り詰め、毎年全部の枝を芽を2,3個のこすようにして短く切り詰めます。また、最初に60センチほどのところで剪定して、次の年にその上に2,3の芽を残すように剪定すると、美しい枝が高い位置につきます。この2つの剪定を混ぜて行うとさらに素晴らしいでしょう。

サンゴミズキ

右上が黄金ミズキ
右下は下の黄色から枝先にいくにつれてオレンジ色を呈する品種

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我が家の庭でもサンゴミズキと黄金ミズキが色づいています。
まだ、枝数が少ないのであまりインパクトはありませんが、
木の勢いが増してきて、雑誌のような素晴らしい姿になるのを楽しみにしています.
剪定が大事だと改めて勉強しました.






2016年12月22日木曜日

オオスズメバチがイギリスに上陸



ガーデナーズワールド誌の今月号の読者の投稿欄に、今年の夏、オオスズメバチ(Asian hornet)が初めてイギリスで確認されたという記事が載っています。

このスズメバチはすべての昆虫、特にミツバチを貪欲に食べるため、イギリスでの受粉昆虫にとってまさしく脅威であり、春に簡単なワナをしかけることで女王蜂を駆除するのに役立つ、と書いています。





少し調べてみると、今年の9月26日付けで、イギリスの新聞「The Sun」のホームページにこの関連の記事が掲載されていました。それによれば、フランスで2004年に確認されており、いつイギリスにやってくるか心配されていたとのこと。そしてついにグロースターシャーのテッツペリーで発見されたのです。すでに減少してきているミツバチが更に減少するのではないかと危惧されています。

また、オオスズメバチが怖れられる理由として、神経毒を持っていて昆虫が刺されれば瞬間的に死んでしまうこと、8種類の化学物質が含まれて、人が刺されるとアレルギーでショックの危険があること、を紹介しています。







私の庭にも時々大きなスズメバチがやってきます。特に8月後半から9月頃にはたくさん庭を飛んだりして危ないため、その時期はペットボトルに窓をあけて、中に大好物のブドウジュースを入れてやると、たくさん入って溺れます。






外来生物は、本来の生態系を壊し、時として大きな影響を私たち人間にも及ぼすことがあり、大きな問題です。





2016年12月9日金曜日

クリスマスのラッピング


クリスマスプレゼントのラッピングのアイデアが、ガーデンズ・イラストレイテッド誌12月号に紹介されています。


最初は植物の葉をつかったものです。


①茶色や赤いクラフト紙で包んだ後に、麻ひもで常緑の葉を貼り付けて飾るラッピング

②ベイスギの葉を使ったリース
③松葉を使ったタッセル
④香りのある飾り


次は、ピカピカ光る金色の飾りです。

①贈り物の箱を金色にスプレーし、絹のリボンを結び、6個の松ぼっくりを接着剤でくっつけて星形にし、金色にスプレーしてリボンにくっつけます。
②金色の葉っぱ
③瓶にマクラメ編みをつけて金色の松ぼっくりをタッセルに

④シダの葉などグリセリン溶液に数日間つけて丈夫にしてから、金色のスプレーで着色して贈り物に貼り付け


最後は、いろんなものを貼りつけて楽しんでいます。

①白樺の樹皮や斑入りのアオキの葉を文字の形に切って贈り物に貼り付け

②植物画をカラーコピーして、テンプレートを使って切り、糊代を張り付けてピローボックス
③花びらの形に紙を切り、花の形に貼り付けて飾りに
④残りものの植物関連の材料を丸く切って、指の幅ほどの間隔をおいてミシンで縫い、贈り物のまわりに巻き付け



どれも素敵な手作りの飾りで喜ばれそうですね。