ガーデンイラストレーテッド誌に掲載の小さな庭の2つ目は、ガーデンデザイナーのバーナデット・デン・ビーマンさんの自邸の庭です。
彼女は25年前にオランダのオスにあるこのタウンハウスに引っ越しました。当時は紅葉スモモの木が庭の隅にあるほかは芝生だけの100㎡ほどの庭だったそうです。ここの欠点はプライバシーがなかったこと。まわりの家から丸見え。子供たちが大きくなって芝生が不要になってから、自分自身のためのプライバシーを大切にする庭造りを開始。
庭を長く見せるように、細長い池を中央に配置。池の縁は腰かけるのにちょうどよい高さと幅になっています。池の横のヨーロッパイチイの生垣は、腰かけると視線をさえぎり、たって歩くときには視界を妨げない高さに剪定されています。
彼女は顧客にプライバシーをすぐに確保できるように成木を植えることを勧めます。この庭にはアメリカキササゲが中央に2本、ヨーロッパブナが南側の縁に3本植えられて、庭に日陰をつくり周囲からの視線をさえぎっています。
庭は全体に日陰になるために、日陰でもよく育つ植物・・シダ、ギボウシ、サラシナショウマなどが植栽されています。茂った植物が幾何学的な強い直線を和らげてくれています。
長方形の高めに作った池とレンガの園路が視線を建物からそらし、 ひろい空間を感じさせます. シュウメイギクやシダ、デルフィニウムなどの植栽が直線を和らげます |
家の横には石板を敷き詰めた小さなテラスは周りから見えにくいところにあり 家族で食事をする場所になります |
細長い池の横に咲くシュウメイギク |
テラスの上には金属製のフレームに取り付けた日除けシェードがあり ダイニング用のテラスを涼しくしてくれ、視線もさえぎってくれます |
葉色の明るい植物や敷石が日陰の庭が暗くなりすぎないように配置されています レンガの壁にかけられた鏡や壁沿いの明るい葉色のギボウシも光を反射し、庭を広くみせています |
細長い池に直交してデッキの板やレンガを並べて庭に長さとともに幅広い幻覚をみせます |
ガウラ、ワレモコウ、ロシアンセージなどを混植 |
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