コッツウォルズの亜麻畑

コッツウォルズの亜麻畑

2016年9月11日日曜日

ツタによる壁面緑化の応用



ツタの這った壁や塀はとても雰囲気がありますね。落葉性のツタは紅葉が美しく、常緑性のツタは冬も寂しくなりません。ただ、直接家の壁に這わせるのには抵抗のある方が多いようです。

8月号のイギリス園芸雑誌 GARDEN ILLUSTRATED 誌のSMALL GARDENSという記事に下のような写真が掲載されています。アメリカのランドスケープ・アーキテクト学会の賞を受賞したサンフランシスコにある現代的な庭ですが、私は庭の隅にある小さなスタジオの壁一面をおおっているツタの緑に目が釘付けになりました。







別の写真をみると、壁に直接這わせている訳ではなく、その外側に金属性の細かい格子に絡ませているのが分かります。写真の説明にも木製の壁へのダメージを避けるために金属製の格子を壁から少し離して囲んでいると書いています。なかなかいいアイデアです。我が家でも以前から、庭の板塀(トレリス)に直接つる性植物(クレマチスなど)を這わせたくないので、溶接金網をトレリスの手前に設置したりしています。





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この記事を見ていて、我が家の庭のベンチに、ツタに覆われるアーバー(木製あるいは金属製のアーチ型やドーム型などの構造物で、バラなどのつる性植物を絡ませたり、下にベンチを置いたりして使われている)を作ることを思いつきました。庭の一番高いところにあり、眺めのよい所ですが、日差しを避けたり、隣地の上からの視線をさえぎったり、可能なら雨もしのげるようなものを作りたいと以前から思っていたからです。


材料は、コンクリートの補強に使われる溶接金網で、鉄筋も支柱として使います。溶接金網は猪よけにもよく使っています。1×2メートルの大きさで1枚400円前後です。ベンチの幅が180センチ程度でしたので、両脇と後ろに2枚ずつ、屋根に1枚の5枚を使い、奥行きは75センチ程度に電動カッターで切断して使用しました。金網同士の連結には使い勝手のよいアルミ製の針金を使用しています。針金で連結するだけでぐらぐらはしなくなります。横にずれないように両脇に鉄筋を地中に差し込んで固定します。最後に上の金網の直下に、黒のプラダンを傾斜をつけて固定(切断してあまった金網の一部を下支えに利用)して出来上がりです。視線や日差し、雨もよけて、ツタが上をおおったときの枯葉や虫などの落下も防いでくれるでしょう。


最後に、アーバーの足元にツタの苗をうえつけて完成です。溶接金網や鉄筋は錆びるととても植物となじんで溶け込みます。最初のうちは赤い錆びですが、次第にこげ茶色になってきて目立たなくなります。

ツタの誘引などの作業もこれから必要ですし、完全におおってくれるまで、2,3年かかるかも知れませんが、きれいに緑で覆われる日が楽しみです。

溶接金網のセールがあっていたので、材料費は3千円あまりで済みました。