コッツウォルズの亜麻畑

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2017年2月21日火曜日

マーマレード祭り


冬のマーマレード作りはイギリスではさかんに行われる恒例行事です。そしてイギリスでのマーマレードの歴史はとても古いものです。

ガーデンズイラストレイテッド誌では、マーマレードフェスティバルを紹介しています。

「魔法の庭 ダルメイン~イギリス湖水地方の田園ライフ~」というタイトルで2016年8月20日にNHKの衛星放送で紹介されたのをごらんになった方も多いかと思います。


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中世にアラブの商人がセビリアオレンジ(ダイダイ)をイギリスに持ち込むまでは、マーマレードはマルメロでつくられていたそうです。もっとも古いイギリスのレシピは1587年のものがあり、その後ジョージ王朝時代がマーマレードの全盛期となりました。

カンブリア地方にあるダルメインハウスのジェーン・ハッセルマコッシュさんは300年前の手書きのレシピを屋敷で見つけ、2005年からマーマレードフェスティバルを始め、当初のエントリーは60でしたが、昨年は世界中から3000を超える応募がありました。


会場のDalemain Houseは1744年にできたそうです



2016年のマーマレードフェスティバルの審査結果は、

 ホームメードのマーマレードの全体での優勝はJo AldhouseさんのNina Orange Marmaladeでした。

 日本から応募のAtsuko Hayashiさんは2年連続の金賞受賞で、日本の橙やゆずを使ったマーマレードです。着物での参加でした。

総合優勝のJoさんのマーマレード

総合優勝のJoさん(左から二人目)とフェスティバル生みの親Janeさん(右から二人目)

金賞受賞の林敦子さん

マーマレードのレシピはこの何世紀にわたってほとんど変わっていません。
果実と砂糖の割合さえきちんと守れば、ほかの材料でいろいろためしてみることもできます。

基本的なマーマレードのレシピ

450グラムの瓶5、6個分
セビリアオレンジ 1キロ、甘蔗糖 2キロ、レモンジュース 75ml

オレンジを良く洗って半分に切り、ジュースをしぼって取っておく
良く切れるナイフで皮をむき、白いところ(中果皮)は捨て、好みで皮を細かく切る
皮とジュースと2.5リットルの水をボウルに入れ、一晩つける
深い鍋にいれていったん沸騰させたあと、1/3ぐらいになり軟らかくなるまでとろ火で煮る(およそ2時間はかかるので、あせらないこと。さもないと皮のようになる)
レモンジュースと砂糖を混ぜいれ、急いで砂糖をとかしてぐらぐらと煮る
凝固点(※)に達したら(20~30分)、火をとめて15分冷やす
すぐに綺麗な殺菌したジャムビンに入れて出来上がり
2年はもちます

(※)冷蔵庫で冷やした小皿にスプーン一杯のマーマレードを落として手で触り、しわがよれば凝固点に達したと判断します


果樹園のフルーツマーマレード
オレンジの代わりに風で落ちたリンゴとジュース、グレープフルーツやレモンの皮、そしてちょっとブランデーを最後に入れる

キッチンガーデンのマーマレード
ジェーンのご主人のご先祖が残した1850年代のレシピのひとつ
基本のレシピの比率で果実と砂糖、水を使用、レモンジュースは使わない
果実はセビリアオレンジに加えてルバーブ、グレープフルーツ、レモンを合わせて1キロ

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マーマレードの世界も奥が深そうですね。

今日、我が家でもご近所からいただいたオレンジでマーマレード作りましたよ。







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