コッツウォルズの亜麻畑

コッツウォルズの亜麻畑

2017年6月30日金曜日

剪定の仕方 夏の果樹


木の剪定は種類によって時期や方法が異なっていて、結構むずかしいですね。
ガーデナーズワールド誌は季節の折々の花木や果樹の剪定について毎号のように記事を掲載しています。

今月号は果樹の夏の剪定の仕方です。ここではリンゴの木の写真がでていますが、そのほかモモ、スモモ、アンズ、サクランボ、洋ナシ、ブドウ、カラントなども同様の方法でこの時期に剪定します。




春から初夏にかけて前年の枝に花や実をつける一方、たくさんの新しい枝を伸ばしています。枝は軟らかく緑色で、しばしば旺盛に伸びています。


 主枝の一番伸びている新枝は、半分ぐらいのところの芽のすぐ上で切ります


 すべての側枝は剪定ばさみで基部から3枚ぐらい葉を残して切り戻します。折れたり枯れたりしている枝やか細い枝は切ってしまいます。


 害虫や病気がないかチェックします。この写真は火傷病です。見つけたら健康な部分で剪定して、切った枝は焼却します。


実がついている枝から延びた新枝は、実の上に2枚ほど葉を残して切り詰めます。





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先日、この記事を読んで我が家のリンゴの枝も剪定をしました。今年は実があまりついていないので、来年に期待しています。






2017年6月27日火曜日

公共の場所で挿し穂を採るのは盗みですか?


庭園や公園を訪れたときに、植物の枝から挿し穂をちょきんと切って取るのは窃盗にあたるのでしょうか?

ある疑問に二人のガーデナーが意見を述べる連載記事「オーバーザフェンス」の今回のテーマはちょっと異色です。



王立園芸協会のウィズリーガーデンのマシュー・ポッティッジ氏の意見は・・

「庭園や家の所有者に属する植物の一部を許可なく持ち去るのは窃盗です。素晴らしい植物から簡単に挿し穂が取れるような状況には誰でも遭遇したことがあるでしょう。しかし、他人の所有物を持ち去るのは意識的な決断です。
 その証拠を見つけるのはむずかしくありません。植物はしばらくの間、傷があるからです。私はチリマツ(モンキーパズルツリー)のファンですが、よく期の下の方の枝先が捻り取られて樹液が流れ出しているのを見つけます。
 もし庭園や公園を訪れる人たちがみんな同じことをしたら、その植物はダメになります。私のいるウィズリーガーデンには毎年100万人以上の人が来ますが、盗みはあるものの、庭をすっかりダメにするほどではありません。
 欲しい植物は自分で購入しましょう。王立園芸協会のホームページで探せますから、言い訳はできません。」


一方、園芸関係の本の著者であるケイ・マグアイヤー氏の意見は・・

「誰でも長年欲しいと思っていた植物に出くわしたときに、取りたいという誘惑にかられたことがあるでしょう。そして園芸の知識があって自分で増やせるとしたらなおのことです。
 窃盗だと明確に決めつけるのはちょっと違うかなと多くのガーデナーが思うのではないでしょうか。
 盗みだとしても、いったいどこで線を引くのでしょうか。マシューは正しいですが、多くのガーデナーは頼まれれば植物を分けてくれるでしょうし、許可を得たいと思っているひとも多いでしょうが、公園や道端、ショッピングセンターなどの植物はどうでしょうか。ちょっと挿し穂をいただく程度は問題ないのではないでしょうか。やり過ぎは植物を痛めてダメにしてしまうので、挿し穂で植物への愛を広く世界に広げるという原点から考えればもちろん良くありません。」

いかがでしょうか、みなさんはどう考えられますか?



2017年6月25日日曜日

英国の園芸テレビ番組50周年


NHKの「趣味の園芸」は1967年(昭和42年)に放送を開始して、今年で50周年を迎えていますが、イギリスでもその直後の68年1月にBBC放送で園芸番組「ガーデナーズ・ワールド」の放送が開始され、今年で50年目を迎えています。

BBCは番組と同じ名前の雑誌を出版していていますが、趣味の園芸のテキストが番組の内容の紹介を記事の中心にしているのとが違い、テレビ番組の内容の紹介はほとんどなく、独立した雑誌となっています。ただ、雑誌に紹介される記事の多くがテレビ番組のプレゼンターたちにより行われているため、テレビと雑誌はうまく引き立てあって共存している印象です。

ガーデナーズワールド誌の6月号の表紙には、この20年間に番組のメインプレゼンターをつとめてきた二人のガーデナー、アラン・ティッチマーシュ氏とモンティー・ドン氏が二人並んで登場しています。このツーショットは美しい庭で有名なイギリスのコッツウォルズにあるバーンズリーハウスで撮影されています。庭での二人の対談の様子が雑誌のホームページで公開されています(→ここをクリック)。






そして雑誌の冒頭の特集として、番組の歴史を紹介しています。


番組が始まった60年代から70年代の副題は「Yシャツとネクタイ、そして巨大なテレビカメラ」。
ちょうど時代は白黒テレビからカラーテレビの時代になったころで、それまであった白黒の園芸番組のあと、カラーの番組としてこのガーデナーズワールドが登場したそうです。
最初の番組の顔となったのはパーシー・スローワー氏(英国の主任ガーデナーと言われた)で、ネクタイとパイプがトレードマーク。そして翌年にアーサー・ビリット氏(左下の犬が写った写真の左)が番組に加わります。この当時からプレゼンターの自邸の庭が撮影に使われていたそうですが、大きいテレビカメラと太いケーブルを使った撮影の準備が大変だったようです。
パーシーの娘のマーガレットさんは父と一緒に番組にでたこともあり(写真右下)、当時は20人ぐらいのスタッフが撮影にきていて、お母さんがランチを作っていたこと、台本はなくて感じたことを話していたことなどを紹介しています。



80年代は「きたないジーパンと有機栽培、そして女性プレゼンターの登場」
1980年にパーシー・スローワー氏に代わって、テレビの経験はまったくなかったジェフ・ハミルトン氏がプレゼンターに加わり、その後メインのプレゼンターとなります。かれはトレーナーと泥だらけのジーパンで登場して手を泥まみれにして安上がりの方法を考案するスタイル。
1983年からは現在も息子さんに引き継がれている彼のバーンズデイルの庭から放送されます。ジェフは一般の人々が庭づくりの参考にしやすいようにと、ここに小さな庭をたくさん作っていきます。83年には一週間に2ポンドでつくる庭を手がけ、またオーガニックガーデニングを始めています(現在も彼の有機栽培の著書が改訂されて出版されています)。
彼の次男のニック・ハミルトン氏は、番組のメインプレゼンターになったときは17歳だったそうで、父はとても実践的な人で何でも自分でやっていたこと、とてもユーモアがあったこと、うまく育たなかった時にはそのまま番組で見せていたこと、などのエピソードを紹介しています。彼が作ったいろいろな38の庭は20年経って立派になってたくさんの見学者が今もきているそうです。



90年代は「石じゃない石、幅広い内容、そして突然の終わり」の時代です。
このころになるとテレビカメラは小型になって、どこにでも撮影にいくことが簡単になったため番組の構成が変わって、ジェフの庭からの放送の間に他のところで撮影してきたものを入れるような雑誌のような構成になったのです。
ジェフは自分で自作する小さな庭造りを90年代も続けていて、視聴者にも好評でした。石灰岩が庭造りのためにたくさん採掘されて自然景観を台無しにしているのを知った彼は、自分で石じゃない石を作る(モルタルで)方法を紹介したりしています。
ジェフは95年に軽い心臓発作をおこし、仕事を減らしていましたが、96年8月にチャリティーの自転車レースで致命的な心臓発作を起こして突然なくなりました。
ジェフの最初の発作のあと後継者として彼の友人のアラン・ティッチマーシュ氏に仕事を引き継いでいっていましたが、突然のジェフの訃報に、まだ自分の庭の名前をつけずにいた彼は番組放送直前にあわててバーリーウッドという名前をつけたそうです。
少しずつアランも仕事になれていきましたが、彼のジーパンはジェフほどはよごれていませんでした。当初はいろいろ批判もされましたが間もなく視聴者に愛されるようになりました。

雑誌ガーデナーズワールドは1991年に創刊で、昨年25周年を祝っています。



2000年代は「スタイルや内容、借地での撮影、そして新しい番組のフォーマット」
アランの庭バーリーウッドは細長くて傾斜のあるところだったため、それまでの撮影ではなかったような問題がいろいろ出てきましたが、彼はいろいろな工夫をして海岸の庭、大きな野生動物のための池、熱帯の庭などを作っています。
アランはそれまでの司会者たちよりも倹約的ではありませんでしたが、ガーデニングの方法の指導力は同様に高く、またジェフのオーガニックガーデニングへの熱意も引きついでいました。
2002年にはアランは番組をやめることにして、別のところで毎週の番組作りに縛られない庭造りを開始し、彼の家族も放送局から毎週自宅にスタッフが撮影にやってくる生活からやっと卒業することができました。
アランの後継者はすでに別の番組の経験があり、新聞にコラムを書いていた有機栽培に熱心なモンティー・ドン氏に決まりました。しかし、今までと違い、自邸の庭からの放送ではありませんでした。BBCが番組のために借りた庭からでした。
番組の内容は幅広くなり、一番良い一輪車の選定、サラ・レイブン氏による植物の癒しの効果なども。現在プレゼンターをしているキャロル・クレイン氏やジョー・スイフト氏もこのころからレギュラーで出演しています。
2008年にモンティーが軽い脳梗塞をわずらってから、トビー・バックランド氏が番組を引き継ぎました。2009年には番組のための新しい借地へ移って、バーンズデイルでジェフがやっていたような、何もないところからの庭造りを番組で紹介しています。



2010年代は「気候変動、ソーシャルメディア、そしてモンティーの復帰」
健康を取り戻したモンティーは2011年に番組に復帰します。そして番組の伝統に立ち戻って、彼の庭ロングメドーからの放送が始まります。彼はここに1991年に移り住んで、妻のサラと3人の子供たちと一緒にほとんど一から庭造りを始めていました。番組が始まるころにはたくさんの部屋に分かれた成熟した庭が出来上がっていました。視聴者は四季それぞれの彼の個人的な庭仕事を見て、困難な問題からの回復法も学びました。その一例が西洋ツゲの病気による生垣やトピアリーの大きな被害でした。病気への対処法をいろいろ試行錯誤し、2017年のシリーズでは病気になった西洋ツゲを全部引き抜いて焼却し、新しい庭づくりに進んでいます。
モンティーはジェフの16年間に並び、さらに2年間の契約延長を最近行っています。



そして最後にこれからの時代です。
放送時間の延長、より幅広いアピール、そしてより多くのプレゼンターによる番組作り。
1時間での放送回数が増えています。時間が長いとより広い分野が扱えるようになります。また、初心者から熟練者までいろいろなレベルのガーデナーに役立つ番組作りも課題です。そのために番組のプレゼンターを増やしています。
これからの50年、ますます世の中は忙しくなり、生活のペースも速くなることでしょう。そしてこの番組のもっとも大切な役割はそのスピードをゆるめ、ちょっと立ち止まって庭のリズムとつなぎ、そして自然の美しさに気づいてもらうようにすることでしょう。





下の動画は番組50周年を記念した放送番組です。(突然みられなくなることがあります)

アランとモンティーの対談もあります(番組の中ごろ、23分ごろから)。
この50年間にもっともガーデニングに影響を与えた植物の視聴者からの投票結果がこの日の放送で発表されました(結果は番組の最後のあたり、55分ごろに発表されます)。




2017年6月20日火曜日

ジギタリスの品種と育て方


ジギタリスは伝統的なコテージガーデンでも人気の花ですが、ピエト・オードルフの現代的な多年草の植栽や「新多年草運動」でもまたよく使われる花です。

ガーデンイラストレイテッド誌の6月号では、このジギタリスの品種や栽培法、増やす方法の紹介がされています。


冒頭の写真は、ジギタリス・プルプレアのダルマシアンパープルという品種です。こぼれ種で育ち、草丈は90センチほどです。



二枚目の写真は同じプルプレアのグリタリングプライジズという品種で、花色は白から淡いピンク、ラベンダー色、紫などのものがあります。草丈は1.8メートルにもなり、ボーダー花壇の後ろに向く花です。



三番目の写真はプルプレアのスノーウィーマウンテンという品種で、クリームがかった蕾から純白の花が開きます。草丈は80センチほどです。



ジギタリス・プルプレアは最も普通に見られるジギタリスで、二年草です。二年草の8品種の例を下に示します。




そして、その他のジギタリスの品種は、数年の寿命をもつ多年草です。
花の大きさや色、葉の形などさまざまなものがあります。
8種類の多年草タイプの例を下に示します。



●ジギタリスの育て方

・大型の品種やハイブリッドは水持ちがよくて水はけのよい土を好みます。

・日向または半日陰で育ちます。

・ジギタリス・プルプレアは粘土質の土でもちょっと有機質のマルチングをしてやるだけで良く育ちます。

・ジギタリス・フェルギネアやジギタリス・ラナタはより暑くて乾燥して砂の多い土壌を好みます。他の植物との競合を嫌うので、成長旺盛な他の多年草の近くには向きません。

●ジギタリスの増やし方

・種をつくらない品種では脇芽の挿し芽(ヒールカッティング)で増やせます。花芽がついているので、花芽はピンチします。

・種は一年中いつでもまくことができます。来年の春のためには今年の初めが適期です。こぼれ種でもよく育ってきますので、育てたいところに種のついた花穂を切って種を振りまくか、あるいは紙袋に集めてから必要なところにまいてもよいでしょう。

・種で育ってくる場合は花色はさまざまになります。もし同じ花色にしたい場合は同じ花色のみを他の花色から隔離して植える必要があります。

・育ってきた苗から花色を推定するには、葉の色をみてすこし紫がかっている場合は紫、それがない場合は白と判断します。

・花穂の下の方にできた種は元の色の花をさかせる確率が高いと言われています。

・種をつくらない多年草タイプでは、花後に2,3年ごとに地際まで切り詰めて、新しくシュートが出てきたら株分けします。




私の庭でもジギタリス・プルプレアは良く育って毎年美しい花を咲かせてくれます。種からよく発芽して、日本の気候によく合っているようです。半日陰でも育つので、さまざまな所で育てることができます。



2017年6月16日金曜日

日本庭園の謎を解く


日本庭園は欧米では人気があり、たくさんの外国からの観光客のひとつの目的になっていますし、世界の各地に日本式の庭園がつくられていたりもします。

ガーデンイラストレイテッド誌では、「日本庭園の謎を解く」と題して、オランダのハーグ近郊にある日本式庭園を例に、その解説をしています。

その日本式庭園はClingendaelの公園にあり、Lady Daisy (1871-1939) が屋敷の敷地の一部につくったものですが、つくった時期ははっきりしていません。ただ、彼女は1895年と1911年に日本を訪れたことはわかっています。そして灯篭や石像、橋、そして庭のあずまやまで船で持ち帰っています。ただ、第二次大戦時にドイツに占領された時期に庭をつくった当時の記録はすべて失われています。戦後、この庭園はハーグ市の所有になっています。

(記事では19世紀当時の鎖国日本とオランダとの関係や、明治維新前後の英米との関係、そして19世紀末に日本庭園に関する書物が出版されてイギリスでも日本庭園に関する関心が高まったことなどを紹介しています)

庭の北側にあるあずまやは、Lady Dasyが日本から持ち帰ったものと考えられています。


日本庭園のカギになる植物として紹介しているのは、
A イロハカエデ
B シダ
C スズラン
D クサボケ

そしてカギとなる庭の要素として
①雲の形の剪定
②シャクナゲやツツジ
③水の流れ
④灯篭
⑤フジ
⑥橋

日本庭園の細かな決まりごとからすると、この庭は厳密には'日本風の'庭園である、と述べています。もともとこの地に自生する植物も庭には多くみられ、確かに厳密には日本庭園とは言い難いにしても、日本庭園にあこがれて、それを追及してつくられた庭園には惹かれるところも大いにあると感じました。




2017年6月7日水曜日

夏の寄せ植え


Thomas Unterdorfer氏の夏のための寄せ植えの提案がガーデンイラストレイテッドに掲載されています。

●涼しげな寄せ植え


寄せ植えに使われている植物

1.ペラルゴニウム・ブランディフォルディアヌム Pelargonium 'Blandifordianum'
2.ペラルゴニウム・ホワイトボア Pelargonium 'White Boar'
3.プレクトランツス・キリアツス Plectranthus ciliatus
4.バーベナ・アツテック・シルバーマジック Glandularia Aztec Silver Magic



●鮮やかな寄せ植え


寄せ植えに使われている植物

1.ハイビスカス・マホガニー・スプレンダー Hibiscus 'Mahogany Splendour'
2.カリブラコア・スーパーベルズ・レッド  Calibrachoa Superbells Red
3.ニイタカタニソバ・パープルファンタジー Persicaria runcinata 'Purple Fantasy'
4.カリブラコア・カンカンブラックチェリー Calibrachoa Can-can Black Cherry
5.サンビタリア・インカ Sanvitalia 'Inca'



●日陰の寄せ植え


寄せ植えに使われている植物

1.Polystichum munitum(シダの一種)
2.ヒューケラ・シルバースクロール Heuchera 'Silver Scrolls'
3.マイヅルソウ Maianthemum racemosum







2017年6月2日金曜日

新たなハンギングバスケットの創作


ハンギングバスケットは植物を植える場所のないところなどに植物を吊り下げて飾って楽しむことができます。

今回はガーデナーズワールド誌の5月号に掲載されている、飾る場所の環境に合った植物の組み合わせなどを紹介したいと思います。


最初のページはとてもドラマチックな効果をねらって植物を組み合わせた例です。
上の方の細い葉はフェスツカ・グラウカFestuca glauca、奥の4枚花びらの花はベゴニアBegonia 'Glowing Embers'、中央の鮮やかなオレンジ色はBegonia 'Bonfire'、そして下に枝垂れているのはロータス・ベルテロティーLotus berthelotiiです。風が吹くところでも大丈夫です。



次は日かげに向く組み合わせです。上の大きな葉がギボウシHosta 'Francee'、左に白い花を咲かせているのがペラルゴニウムPelargonium 'Blanche Roshe'、それに星形の葉のTiarella 'Cascade Creeper'、そしてイヌワラビAthyrium niponicum pictum (Japanese painted fern)です。



次は、日光が大好きな植物たちの組み合わせ。白い花はマーガレットArgyranthemum 'Reflection Lemon Cream'、全体に広がるオレンジで中央が赤い花がカリブラコアCalibrachoa 'Can-can Terracotta'と'Coral Reef'、そして中央の少し大きな花がベゴニアBegonia 'Apricot Shades'です。



4番目は暑いところに適した組み合わせで、ピンクの小花がマーガレットArgyranthemum 'Cherry Pink'、中央の濃い赤はペラルゴニウムPelargonium 'Tomke'、そして濃い紫色の葉はIpomoea 'Sweetheart Purple'です。



5番目は乾燥に強い多肉植物の組み合わせで、奥から右半分にセダムSedum spathulifolium、左がセネキオ・セルペンスSenecio repens、中央奥にエケベリアEcheveria minima、中央手前はカランコエKalanchoe thyrsifloraです。



そして最後は、日陰を明るくしてくれる植物の組み合わせ。奥のグラスはマツゲイブキヌカボMilium effusum 'Aureum'、中ほどの白い花はペチュニアPetunia surfinia 'Lime'、左手前のレモン色の花はベゴニアBegonia 'Lemon Fizz'、左下に垂れている小さな葉はヘリクリスムHelichrysum 'Silver Mist'です。



長持ちのするハンギングの作り方も紹介しています。

①気に入ったバスケットを選ぶ
②好きな色に塗って好みの色に

③バケツの上に据えて作業をしやすくする
④ビニールの裏打ちに穴をあける

⑤水をためる小皿を底に置く
⑥培養土にパーライトを加えて水持ちと水はけをよくする

⑦緩効性肥料を入れる
⑧背の高い植物を真ん中に据え、枝垂れる植物は縁に

⑨毎日水やりを、全体に水が行き渡るように
⑩しぼんだ花は摘み夏の間花が咲き続けるようにする