コッツウォルズの亜麻畑

コッツウォルズの亜麻畑

2017年7月11日火曜日

都会のワイルドフラワー・メドーガーデン


ワイルドフラワー(野草)を使ったメドー(草原)ガーデンは人気がイギリスでもとても人気があります。しかし狭いスペースではなかなかむずかしいのも確かですね。

ガーデンイラストレイテッド誌ではシェフィールド大学の園芸生態学のJames Hotchmough教授がシェフィールドにある400平米の自邸の庭に実験的につくっているワイルドフラワーを使ったメドーガーデンが紹介されています。教授はロンドンオリンピック公園の植栽デザインのコンサルタントをしています。

色鮮やかなワイルドフラワーを使ったメドーガーデンは当初はうまくいかないとか厳しい批評もあって、自然な植栽に対しては暖かくは迎えられませんでしたが、今では普通に受け入れられています。

夏の花には茎に葉のないものを使って野草の草原らしくしています。

庭にはすき間なく植物が植えられていて、園路の縁を花がおおっています

都会の庭では、
①エキゾチックな植物も排除せずに使用する(南アフリカの植物はシェフィールドでよく育つ)
②日陰にも強いような地面をおおう低い植物(プリムラやラナンキュラスなど)を植えておくと春も淋しくなく、雑草が生えにくく、背の高い植物が夏に育っても生き残る
③1月から11月まで花を絶やさないようにする
④大きな穴を掘りがちな犬を庭で飼うのはちょっとむずかしい
⑤上手く育たなそうな植物もすぐに引き抜かず様子をみると、翌年は立派に育つことがある
とアドバイスしています。


教授おすすめの夏の植物です。
①ヘメロカリス・レモンベルズ
②ガルトニア・カンディカンス(ツリガネオモト)
③ベルクヘヤ・プルプレア
④ヒメヒオウギスイセン
⑤メガルカヤ
⑥ツルバギア・ビオラケア(ルリフタモジ)
⑦エキナセア・パラドクサ
⑧グラジオラス・ルビー



0 件のコメント: