BBCの園芸番組「ガーデナーズ・ワールド」の人気司会者で、毎回の番組で自宅の庭からガーデニングの様子を紹介しているモンティー・ドン氏の庭「ロングメドウ」の今年のガーデニングプランを雑誌の購読者にこっそり教える記事が3月号に載っています。
ロングメドウ・ガーデンはイギリスの典型的な庭の様式となっている、いくつもの部屋roomからなっています。その配置図が下の写真です。
今年の庭のプランをそれぞれの写真で紹介しています。
真上の写真から時計回りに、
・マウンド
その一番高い部分に木造の立方体を設置し、舗装した腰かけるスペースを配置。昨年、香りのよい植物を植栽し、白や淡い黄色、明るいブルーに色は限定。今年も更に発展させる予定。
・池
5年間にはいった池。植物が茂りすぎたので切り戻して水面が見えるように。
・春の庭
2017年の最大のプロジェクトは病気になった球形のセイヨウツゲを取り除き、ハーブの花壇をつくって新しいハーブ・ガーデンの製作。
・ポットへの植え付けエリア
大きなテーブルを設置して、鉢植えなどの作業スペース、そしてディスプレイのためのエリアへ。
・コピス(雑木林)
大きく育ちすぎた木の伐採などで、隣のジューエル・ガーデン(鮮やかな宝石のような色の花を集めた庭)の日当たりを良くし、庭全体の風通しをよくして病気を予防。
・新しい野菜畑
2016年の一番大きなプロジェクトで、栽培する野菜の種類や量を今年は増やせる。
・背の高い温室
温室内に栽培しているブドウがスズメバチや鳥の被害を受けたので、Waspinatorという駆除装置を使い、今年は大きな収穫を期待
・新しい果樹園
リンゴ園の中に新たにソフト・フルーツを今年は栽培。バラやトピアリーもリンゴの木の下に植える予定。
毎週金曜日の夜にBBC放送でモンティーは自邸の庭から番組を始めます。実際に庭の様子や庭仕事も紹介し、イギリスでガーデニングをしている人でこの庭を知らない人はいないでしょう。しかし、彼はこの庭を完全に非公開としています。いつかは是非訪ねたいと願っているのですが、とても叶いそうにはありませんね。
モンティー・ドンはロングメドーの庭の式の植物や庭仕事を詳しく紹介した本を出しています(下)。彼の庭づくりのエピソードも書かれていてとても役立ち、また楽しめる本です。本はアマゾンで(電子版もあり)購入できます。
(動画はみられなくなることがあります)
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